右から左に受け流せない話

横浜そごう美術館は、駅チカだし割といいものをやっているんだよ。
というわけで、エッシャーを見てきたよ。
エッシャーの”普通の”風景画とかがそこそこ展示されていて、こういうのってなかなか見ないなぁと思いました。
特に面白いなと思ったのが「香水」という作品。
ポストカードなかった(というか、何でだか展示してない作品のポストカードばかり売ってた)し検索してもちゃんとでてこないんだけど。
香水の絵、といったら普通きれいな絵が多い中、鼻を押さえて顔をしかめている絵で、ほんとわかるわー!って笑った。
グッツ自作してる人のFBがでてきたよ。
貝殻、という作品のための習作がとても気に入った。
黒い真珠のような輝きを持つ貝殻。
絵画としての美しさと、それを版画にするための構造分解が見れて興味深い。
学校の美術の時間なんかでは「黒は強すぎるから絵画に使わず、他の色で表現しろ」と指導を受けたけれど、黒というのはものすごく美しい色だと私は思う。
私が子供のころは、エッシャーといえば「騙し絵の人」という扱いだったけれど、最近は「正則分割の人」という扱いなのかなぁとおもいました。
とても有機的な図柄で空間を埋め尽くす絵は面白いですよね。
正則分割も騙し絵も、これ見たことないなぁという作品は正直少なかったのですが、やはりまとめてみるのは面白いです。
ええ!こんな精密な絵を板目木版で表現してるの?!てきな面白さもやはりあるし。
しかし、このメタモルフォーゼという作品。(下は参考。展示されてたのは黒と赤の二色刷りでした)
これが順路に従ってみると右から左へと鑑賞する流れになっていたのは残念だったなぁとおもいます。
どう考えても、これはこのサイトみたいに左から右に見るのが正しいし楽しい。
基本、絵画は好きに見ればいいじゃんと公言しているし本当にそう思うんだけれど、これって物語のある絵じゃないですか。
虫が生まれて飛び立ってメタモルフォーゼを繰り返し遠くからやってきた鳥と混ざり合って街となり、個人の思考へと終着する。
チェスの一手を考えるときの無限の思考の広がり。
っていうか!みんな!左から右に飛んでるでしょ!!!!
ハァハァ。
最後に前にネットで話題になった錯視立体の撮影可能コーナーあったからいくつか撮ったよ。
おもしろかったよ~