読書感想文2「芋虫を読んで」

江戸川乱歩の短編集『芋虫』を読みました。
なんとこちらはミステリではありません。
登場人物は元軍人で死の狭間をさまよった夫とその夫を甲斐甲斐しく看護する妻
夫は手足が欠損し全身には包帯、自由に動くことも出来ない。彼は勲章を見せろ、新聞を読ませろと全身を床に叩きながら妻を呼びつけます。その姿の醜さ、惨めさ。
それは妻が1番感じているのです。
表面的には夫を甲斐甲斐しく看護する良い妻ですが彼女が夫に抱いたどす黒いその感情は。
芋虫とタイトルの意味とは。
不気味で暗い話ですがある夫婦愛を描いた作品と言えるでしょう。
また新しい形の恋愛小説ではないでしょうか。
江戸川乱歩好きの方も江戸川乱歩を読んだことない方も是非と言いたいところですが非常に人を選ぶ作品ですので冒険したい方は一読してみてください。
芋虫の他にも色々な短編が入っているのでミステリじゃない江戸川乱歩を是非楽しんでみてください
以上で読書感想文を終わります