十二の巻(ハオルチア)

多肉植物は “栽培する” より“飼育する”のが近いと思う。形がハリネズミのようだったり、普通の葉が出なかったり、夏眠で突然 地上部がかれたり。動物を飼う感覚に近い とまでは言わないが、色々考えて飼育しないと消えてしまう。
そして 多肉植物を様々飼ってきたが、自分の栽培にいちばん合っている多肉植物はハオルチアだと思う。単に枯らす事が少ないだけでなく、増えてくれて 群生株になってくれるからだ。
水がすぐに切れる砂に植える事と 真夏と真冬は水をやらない事。あとは外の半日陰で、北風が当たらないところで育てればどんどん増える気がする。
ハオルチアは 50種以上あり 個体差も大きく亜種はさらに多く ほとんどの種は小型で コレクション性もある。大きく分けて トゲトゲタイプと 半透明タイプがある。
トゲトゲタイプの一つ “十二の巻”は ハオルチアの中でも 一番派手で目立つ存在だ。園芸店に頻繁に置いてあるポピュラーな種でもある。
春になると葉の隙間からぴゅーんと花芽を伸ばし 白い可愛い花を付ける。そして面白いのは花が終わった後、葉が出てきてミニ十二の巻ができる。この増え方はオリヅルランに近いかな。
寒さにも強く カラカラ気味にすれば冬も外で冬越し(ビニールで保温はするけど)できる。寒くなると葉の色が紅葉する。落葉はしない。
日に当てすぎると 黒っぽくなる。朝日だけ当たる明るめの半日陰ぐらいがちょうどいい感じだ。室内だったら ガラス越しの窓辺でも元気に育つ。ただ室内だと花付きは悪い気がする。
手に入れやすさ 美しさ 場所をとらない、多肉植物の入門種として最適な植物だ。