ネズミ男

僕はいつもふざけている日記を書いていますが、たまにはカッコいい日記だって書きたい!僕だってモテたい、モテたいんですよォォ! やれ、親父が笑いながら野糞してたとか、僕の職場の机に脱臭炭が置かれていたとか、そんなエピソードはもう真っ平ごめんです!
そんなわけで、借りて来た映画 DVD「ブラインドネス」のレビューをシャレオツに行います。それではどうぞ。
《ストーリーの概要》
ある日、運転中の男性の目が突然見えなくなる。彼と触れ合った人々が次々に失明していき、同じ症状を持つ者が爆発的に広がっていく。 ただ一人、主人公だけは失明が始まらなかった。政府は感染した人々を隔離することに決定。 主人公も失明を装い、夫と共に収容所に入る。 そんな中、第三病棟の王を名乗る男が現れ、独裁を始めたが、耐えきれなくなった患者たち は反乱を起こし、人々は収容所の外へ出ざるを得ない状況に陥った。いつもならば兵士の発砲があるはずだが... ただ主人公だけは収容所の外の世界の変貌を"見ていたのだった"。 (wiki より一部改変)
《感想》
ヒューマニティーの崩壊はたやすい。現代人として振る舞えるのは、現代というフレームがあるからであって、一歩外れてしまうと、むき出しの人間性に対立せざるを得ない。
【「おい、こんな日記本当に面白えのか」『あぁ、面白いさ。邪魔するな』】
フレームアウトした自分自身は動物と変わらぬ野蛮な姿である。この姿を我々は知りつつも、意識下に押し込めている。
【「嘘言え、本当は親父の面白エピソードを語りたいんだろ」 『黙れ!』】
この作品でただ1人、目が見える主人公は、彼女のフレームを通してみていた規範、価値といった形而上意識が安易に崩壊したことを実感し立ち竦む。
【「親父がネズミ男のお面被っ た話しようぜぇ。ありゃ傑作だ」『黙れ!僕は今度こそ生マシュマロを拝むんだ!』】
人々は強制されたパラダイムシフトをアプリオリで受け入れられない。しかし、元々盲人であった登場人物は「今が一番楽しい」と呟く。それは、彼がマイノリティーから脱却し、ゲゼルシャフトで結びついた合理的な国家共同体というものが、彼にとっていかに冷酷であったかという証でもある。
【「ケッ、インテリぶってんじゃねえ。反吐がでるぜ。なぁ書きた いだろ、あれを」『...』】
「見えているものこそが真理で...
【『ヌオゥ!!!俺にはこんな日記耐えられねぇ』「それでいいんだ。正直になれよ」】
...僕が小学生の時に、親父がゲゲゲの鬼太郎のネズミ男のお面にハマった時があったんで すよ!ある日、上は裸、下はラクダの股引といういつものスタイルで、お面を被った親父が チューチュー言いながら僕と妹を追っかけ回していました。原作のネズミ男はチューチュ ー言わないんだけど指摘しても直さない!だって馬鹿だから!
焦った僕が外に飛び出したら、変態的な格好のまま、親父も追いかけてきましてね、そ の時ちょうど新聞勧誘のオヤジが訪問して来てですね、親父の姿を見て慌てて逃げ出したんですよ!
お面で視野が狭かったのか、親父は間違えて新聞勧誘のオヤジに抱きついて、原作通り に臭い息を吹きかけてました! 何ですか、このクソみたいな地獄絵図は。新聞勧誘のオヤジはパニック起こしながらも、「放せ!くっさ!、ニンニクくっさ!」とか言ってるの!
...あれ?気づいたらまたこんなのを書いてる。これじゃ以前と同じじゃないか...
【「お前は 結局それしか書けねえんだ。それが本当のお前自身さ。あばよ。」】