東京のお盆は7月に

久しぶりのお裁縫
母から教わった運針
半襟付けは習わなかったけど
見ていたからどうにかできてる
小学生の頃はよく一緒に手芸をした
高校生になるとミシンもした
学祭の衣装もよく縫った
針仕事をするたびに
母が隣にいるような気がする
一針一針フェルトを縫っては
動物や小物を作っていた日々
私の宝物
亡くなる前に見せてくれた
母の宝箱には一緒に作ったフェルトが
ぎっしり詰まっていた
私のは縫い目が雑ですぐわかった
よくとってあったものだ
言えなかったけど
本当はあの時間がずっと続いて欲しかった
勉強するより手仕事が楽しかった
いつの間にか受験だとかに巻き込まれて
母は介護に追われて
母とのやわらかな時間がなくなった
今ね、ひとりだけど、一針一針
和裁しているよ
今日は一緒にできるかな
あの頃よりは上手くなっているから
なんか一言でいいから
話しかけてよ
大好物の和菓子を用意して待っているね

#新盆