企画制作会社にパートさんを雇うまで(3)

16時半から夜までをサポートできる人材として、まず思いついたのは夜だけのアルバイト。
教員をしている友人に相談し、デザイン専門学校の一年生を紹介してもらった。インターンの話は多いがそういう現場を体験できるチャンスは、一年生にはあまり来ないとのことで、すぐに話が進んだ。
17時半から勤務、毎日は難しい、という条件はあったけれど、ここまできたらそれぐらいは私が頑張ればなんとかなる、という気持ちだった。
次に、他の社員の説得。
一番に説得しないといけないのは、いつも仕事熱心でお客先の要望に誠実に応えている男性。熱血系で頼りになるけど少し古風なところがある。想像していた通り、パートさんに大事な仕事を任せられるかわからない、と最初は言われた。
でも、よくよく話してみると、16時半以降から動く仕事はそれほどないという。彼はいつも朝早く出社していて、朝一番でもすぐ対応できるようにしていること、そういう案件が多いということもわかった。

それほどまでに頼られているあなたなら、あなたが信頼できるスタッフだと言えばお客先も安心するのではないかと話してみた。
しばらく考えた後で、パートさんだから重要なことを任せられないとしたら、パートさんではなく僕自身の問題かもしれない、と言われた。(すごく考えてくれた上での一言だと伝わってきて、少し泣きそうになりました)
パートだからとすぐに辞められるのだけは辛いとの意見をもらい、パート候補の女性からの、できるだけ長く働きたいという言葉も伝えた。
じつは最初、彼を説得するときに、困ったら私がサポートに回ると言うつもりだった。私と彼は普段まったく違うお客先を担当しているから、それはかなり無茶な提案。それでも、たとえば私が寝られないほどの激務になってもこの試みを叶えたいと、少し突っ走りすぎていたと、今になって思う。
母からのアドバイスで、誰かを説得するときにこちらが助けると言うのは最終手段で、まずは相手を信じないと、と言われたことも思い出した。
とにかく問題は二つ解決した。
でも、これで終わりではなかった。
次回は、人事にかかるコストの問題。
パートさんを雇って採算がとれるのか?保険は?助成金はあるのか? そんな話です。
※思ったより多くの方に読んでいただき、シェアもしていただいてるようで、驚いています。
長くなりますが、できるだけ丁寧に書きたいと思います。
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