ご馳走様です

週末に年下の男性と食事に行った。予約しましたという連絡を受け取って、あれ、2人だったのか、まあいいか、と思いながら、こういうときのお支払いはどうすればよいのだろう、ともやもや考えていた。
わたしは払っちゃう派である。後輩と飲みに行ったら、1、2枚くらい出して、申し訳ないけど、残りはみんなで割ってね、と言う。2人なら、完全に奢ることはなくてもやっぱり多めに出してしまう。しかしこれはあくまで会社だったり大学の後輩との話で、趣味を通じて出会った人との間に適用するのは、なんだか違う気がする。相手にも気を遣わせてしまいそうだ。しかし年の差を考えると、入社ちょっとの人と10年のわたしとでは、給料も違うであろうし…やはり少し多めに出すのが妥当ではなかろうか。
そんなことを考えていたら、席を外している間にしっかり会計を済ませてくれていたので面食らった。もちろんいくらかは後で渡したが、多めに出してくれているのだろう。大学時代を都会で過ごすと、こういうところで差が出るのかもしれない。大学の後輩と付き合っていたとき、あっさりとソファー側の席に相手が座ったものだから、あのね、こういうのは目上の人と女性に譲るんだよ、と教えたことを思い出した。別にどうでもいいのかもしれないけれど、マナーは文化だし、こんなことで今後意中の女性に幻滅されたらかわいそうだ、と思ったのだ。
別の後輩で、羽振りの良い男の子(つい男の子と書きたくなってしまう)がいたのだが、ついつい、わたしに使うお金があるなら、好きな女の子や、そうでなくても実りのありそうな人に使いなさい、と言ってしまったことがある。なんだか、一方的に奢られるのは、心苦しい。相手は下心があって奢っているわけではない、と思う。それでも、自分が特に何も返すあてがないと、利用しているような気分になる。自分が年下の後輩としてご馳走になったり、大人数の場なら、違和感はない。女性と男性では明らかに飲食の量が違う場合が多々あるわけだし。
素直にご馳走になって、美味しかったとにっこり笑えばそれでいいのだということはわかっている。相手だってその方が嬉しいのだ。今後は、奢られる女子を目標にしたいと思いつつ、やはりなかなかできないでいる。