飲んでやられて

今月の初め、痛風になった。
日ごろの大量飲酒が原因かと思われる。
去年の健康診断で尿酸値が12あったので主治医からこのままだと確実に痛風になるよと言われていたのに、どうせ脅しだろうと、たかをくくっていた自分を過去に戻って酒やめろ!としかり飛ばしたいくらいの激痛が左足の足首に走った。
風が吹いても痛いってのはよく言ったもので、とにかく痛い。
例えればヴォルクハンにアキレス腱固めをかけられながら、長州力の連続ストンピングを延々と続けられるような痛みである。プロレスファンなら少しはわかってもらえるかなと思う。
嫁に連れられて這うようにして病院に行ったが、主治医に病状を説明するとニヤリとしながら、はい痛風と宣告された。
コノヤロー嬉しそうにしやがってと思いつつ藁にもすがる思いで痛み止めを処方してもらった。
お酒は当面控える事と、食事も制限する事と言われて足を引きずり自宅に帰った。
痛い痛いとこぼしていたら嫁から自業自得と言われてしまった。
何も言い返せずに三日間激痛に苦しめられた。
あれから二週間と少し、今は痛みは嘘のように無くなった。
人生で一番好きな酒を断っているのがつらいが、あの痛みと引き換えに飲酒を続けるかと言われると、とても悩ましい。
酒を飲まない夜は何て退屈何だろうと思う。
いや、そっちのほうが健全で体にはいいのだろうが何もかもがぼんやりして陽気な感じになる酔いが恋しいと思う日々である。
これから一生飲まないでいられるかと言われたら自信が全くない。
だって酒好きなんだもん。
どれだけ飲んでも平気な体になりたい。
健康とアルコールの誘惑を天秤にかけて悶々とする毎日である。