お月見

昨日はおだんごを買って楽しみに帰ったのに時間が経つにつれて空は曇っていき、月の出の頃には一面の雲で覆われてしまった。ぼんやりと仄かに明るい薄い雲の向こうに月がいるらしいのはわかるけど、とうとう姿は見せずじまい。
おだんご屋さんに寄ったら栗、芋、メープルと秋色の三色だんごを「お月見ならこの秋を彩ったのはどう?」と勧められた。みたらしだんごは5本パックに入れられて隅に置かれていて、私の視線に気づいたおばさんが「みたらしはこれで終わりなの。良かったら少しオマケするけど。」と言った。願ってもないことで、私はおだんごはみたらしだんごが一番好き。
空が曇って来ちゃったわねぇ、雲の切れ間からでも少しでも見えればいいわねぇとおばさんと話して店を後にする。
夕飯の支度をしながら、台所からは月は見えないので、料理の手を止めてしょっちゅう外に出てみる。
残念ながら中秋の名月を眺めることはできなかった。
仕方がないのでつやつやに出来上がった鶏の照り焼きを眺めて夕飯にした。
その後、白い肌に焦げ目がついて照り照りのたれがとろりとかかったみたらし団子は別腹に。
中秋の名月は残念だったけど、今夜は満月だそうだ。
月はいつ眺めても本当に美しい。
満月、半月、太っちょ三日月、針のような三日月、どんな姿も美しいと思う。
今夜はこのまま晴れてくれるといいな。