祖父

私の祖父は、かれこれ半年ぐらい前から点つなぎに熱心に取り組んでいる。
その毎日欠かさず取り組む姿勢は、飽き性の私にとって尊敬でしかない。
そんな祖父が点つなぎを始めた理由は、近頃物忘れが増え、所々記憶が曖昧なところもあったため、祖父の娘にあたる私の母が病院に連れて行ったところ、かなり初期段階の認知症だと診断されたからである。
これ以上進行を早めないようにという私たち家族の願いもあり、頭の体操として始めた点つなぎであったが、祖父の中で大ヒット。
楽しみながらやってくれていることが何よりも嬉しい。
さて、祖父が取り組んでいる点つなぎは懸賞付きのよくある雑誌型のものだが、祖父にとっては点をつなぐことだけが目的である。
そのため、点をつないで浮かび上がった絵や文字が何であったかを書く解答欄は空白であるし、もちろん自分から懸賞に応募するということもない。
それでは祖父の努力がもったいない。もし懸賞に応募して当たることがあったら祖父の努力が形になってきっと祖父も喜ぶだろう。
そのような思いが私たちの中にあったため、全問つなぐだけつないだ冊子を祖父からそのまま受け継ぎ、私の母や私が協力して解答を書き、懸賞に応募するまでの役割を担っている。
そして、いつものように解答欄を埋めていた昨日のこと。お腹を抱えて笑える出来事があった。
祖父が取り組んでいるのは主に点つなぎであるが、所々になぞなぞなども含まれていることが多い。
その中にあった「ならべかえパズル」というものに祖父が珍しく取り組んでいたのだ。
まずは画像を見ていただきたい。
ライオン、当たっている。
アライグマ、当たっている。
ん?カンガール?まあ、良しとしよう。
そして最後、
サツレパンダー!!?!!!?
なんだそれー!なんか強そう!!
まさか新種の動物を書いてくるとは思わなかった。
私たち爆笑。
最後に、
祖父よ、これからも頑張ってくれ。
私たちは応援しています。