化学のお時間 <a href="https://www.shortnote.jp/view/tags/%E8%8A%B8%E8%A1%93" >#芸術</a>

突然ですが問題です。
1.イオン化傾向について説明せよ
2.硫化銀とアルミの化学反応式を書け。
というわけで、週末新宿でアンティークフェアというのがありましてね、やっすい銀メッキのポットを買いました。
安いだけあって、真っ黒。
こういうデザインなのかな?てくらいに黒いですが、ちょっと実用をためらうレベルなので磨くことにします。
というわけで冒頭。
イオン化傾向というのは正確には高校化学の教科書をお読みくださいなんだけど嘘をつかない程度に簡略化すると、「金属の化学反応起こりやすさを表にしたもの」です。
化学反応を起こすには、単体の金属から一回金属イオンになって、別の物質と結合して化合物になるのですが、その反応の起こりやすさですね。
なんで表にしてるかというと、イオン化傾向の差によって様々な反応が見れるから、順番にしておくと便利なんですね。複数の金属を伝導性の高い溶液にぶちこむと、それぞれのイオン化傾向の違いに応じて化合物になったり純物質になったりと、電子の移動が起こるからなんですね。これは、イオン化傾向の差が大きければ大きいほど反応が起こりやすくなります。一番反応起こりやすいのは当然アルカリ金属な訳ですが、危ないし手に入らない。イオン化傾向が高くて安価で手に入りやすく加工しやすい、となると皆さんの身近にある金属になります。
アルミニウムです。
アルミと銀のイオン化傾向は十分に離れているので、しっかりした反応が期待できます。
その反応式は以下になります。
3Ag2S + 2Al → 6Ag + Al2S3
このあとアルミから更に硫化物が反応して硫化水素になるから重曹で中和って人もいますね。確かに多少くさいけどめんどいのでパスです。本当にそれがめっちゃおきてるなら純アルミがもっと残るはずだけどそうでもないし。
そんなこんなで銀とアルミホイルを鍋にドン!塩は触媒というか伝導率を上げるためなので、少量で問題ないです。
ガンガン煮ていきます。
硫化物が銀からアルミホイルに移動して、アルミが褐色に変色していきます。
こうなるとあまり反応が進まなくなるので、ある程度色が変わったら取り出して新しいものを加えます。表面積をあげるのがポイントですな。
小一時間煮たので取り出します。
うーん、ピカピカというより白茶けたような。
試しにアクセサリー磨きで拭いてみると、一気にピカピカに。
というわけで、磨き材を投入してピカピカにしてみました。
ぐるりの模様はアクセントとして色を残しています。
現在我が家では、みるみる飴が(京都人のお腹に)消えてゆく魔法のキャンディポットとして活躍中。
磨き材が大量に余っています。もっと!もっと磨きたいよう!!
これって結局何なわけ?という話ははてなブログで