追懐

「ここに座りなさい。」
ちぃちゃいおばあちゃんが、布団から私を呼ぶ
私には大きいおばあちゃんとちぃちゃいおばあちゃんがいた。祖母は背中が丸くないので大きい。
曽祖母は、背中が丸く小さく見えた。
ちいちゃいおばあちゃんが、もうすぐ100歳になる頃。段々布団から起き上がらない日が増えた。
「ここに座りなさい。」
「ん?何。」
「お嫁に行く気は、あるのかい?男勝りな性格だから、心配だよ。」
まだ10代だった私は、適当に返事をした。
あれから30年。
おばあちゃん、大丈夫。私2児の母やってます。
結婚は、失敗したけど。母親は、成功⁈してるよ。
紫陽花の花に、思いをのせて。
ちいちゃいおばあちゃんと大きいおばあちゃんに届きますように。