書きたいと思っていることが上手く書... by まいこ | ShortNote

書きたいと思っていることが上手く書けないので、なんだか苦労している。そんなに大層な話でもないのに、どうしてなのだろう。わたしの中では、ちょっとした革命的な出来事なのだけれど、文字にしてみると全く大したことがなくて、え、それで?という感じになってしまう。
ヤキモチを焼いている、という話だった。いつもの公園のベンチに座って、他の男と出かけてほしくない、なんだかすごくもやもやする、とMさんはこぼすように話した。少しの優越感と嬉しさがあったことは否定できない。しかし彼の話を聞くうちに、大きな体を縮めながら話す彼を見つめながら、そこまで明け透けに心の内を開示できることに、むしろわたしは尊敬の念を抱いた。こんなの男らしくないよな、自分で自分がショックやわ、とMさんは言う。
わたしは、何の打算もなく、自分の嫉妬心を明かすことはできない。鬱陶しいと思われたくない、相手を優位に立たせたくない、心が狭い自分を認めたくない、言い争いになるのを避けたい、他いろいろ。とにかく、自分へのデメリットが大きい。釘差しとして、諸々計算済みの上で伝えることはあるだろうと思う。でも、全てを包み隠さず伝えるなら、それはもう開戦と同義である。
にも関わらず、話がそこから極々平和的な解決に向かったのも、わたしにとっては驚かされることだった。それはできない、とわたしははっきりと返答した。わたしは、わたしといることによってあなたの世界がシュリンクするのは嫌だし、逆ももちろん嫌だ。何もかも2人でやることはできないし、ずっと一緒にいることもできない。そうしたらやれることはどんどん少なくなってしまう。
彼は黙ってその話を聞いて、しばらく考えた後、それは確かにおれも嫌や、と言った。でも気になってしまうんや。そこから、どうやってMさんが自分を納得させたのかはよくわからない。気づいたら晴れ晴れとした顔をしていた。自分だって〇〇さんと2人で出かけたでしょう、と指摘したら、もう行かない、と勝手に約束された。まあないと思うんやけど、(〇〇さんが)おれのこと好きなんかもと思わなくもない、と言うので、それを言ってしまえる自信と正直さも可笑しかった。わたしだったら、恥ずかしいのでそんなことは言わない。
誰かの言動が原因で悩んでいて、それを直接解決しようとしたとき、わたしは事前に脳内で軍部会議を開いている。相手と対面するときにはすでに武装しているのだ。本当は、そんなことをする必要はなくて、ただ自分の気持ちを伝えること、それだけをすればいいのかもしれない。