月見草

気付くと月見草がたくさん咲いていて、嬉しい。
彼らは私の友達なのです、、って不思議ちゃんぶるつもりは無いのですよ。月見草との出会いは、私が小学生の頃に遡ります。
スポーツ少年団でいじめられていた私は、合宿のレクリエーションでも仲間に入れてもらえず、ずっと手持ち無沙汰にウロウロ。夕方少し薄暗くなると1人でいるのが悲しくなってきて、茂みに隠れてしょんぼり座ってた。
その時、目の前にあったつぼみが、突然ポンっと開いたのです。
わっ!と思って見渡すと周りにはたくさんその植物があって、ただの草むらだったところにどんどん黄色い花が開いて、あかりが灯るように明るくなっていく。その合宿所は夜空が有名なところだったけど、空よりずっとその花に感動したことを覚えてる。親が探しに来るまで、ずっとその花を見てた。もう悲しくなかった。
合宿から帰って、その花の名前を父に教えてもらった。
オオマツヨイグサ、通称『月見草』。
月がのぼる頃に咲いて、朝には萎んでしまう花。
静かなところが好きなんだなと、明るく華やかで活発ないじめっ子たちや、彼女たちを評価する大人たちに馴染めなかった自分を重ねた。
それからずっと大好きな花。
あの時私を助けてくれた、大好きな友達。