前夜

一つの言葉に、無性にはまる時がある
最近のお気に入りは「前夜」
何かが起こる、前の日の夜
どんな夜も、何かの前夜になる
ミスして上司に怒られる前夜かもしれない
ずっと前に応募した懸賞が当たる前夜かもしれないし、
遊びに誘われる前夜かもしれない
いずれにしても、「前夜」ということはそれはまだ起こっていないということで
次の日にどんな強烈な出来事が起こるとしても、その前の日の夜はそんなことは知らずに過ごしている
「前日」というと特に何も感じないけど、「前夜」と呼んでみると何かが起こるような雰囲気を孕んだ、特別な時間のように思えてくる
「旅行前夜」とか、既に予定されているイベントに付ける場合もあるが、それも「旅行前日」と呼ぶより不思議と魅力が増すように思う
「夜」という時間が持つ静かなイメージが、これから起こるかもしれないことを予感させるからかもしれない
そんなことを考えながら、
今日も「のび太の結婚前夜」を読んでいる