食べて楽しい心の宝石

大和言葉(やまとことば)とは、古来から話されてきた日本固有の言葉。特に飛鳥・大和(現在の奈良)周辺で発生したもので、今も使われていたり、意味を変えて残っている場合もある。
最近知ったのだが、大和言葉でおやつのことを「ほうせき」と言うらしい。
私の世代で実感したことはないが、その昔、甘いものは貴重だったとよく耳にする。
昔といっても、そう遠くない昔…。昭和の中頃までは今のようにお菓子が気軽に手に入らなかったかもしれない。
砂糖が高価だった頃は、ほんのり甘味のある芋や豆類、柿など身近な食材を利用しておやつを作ったのだろうか。
現代の華やかなスイーツも、昔の素朴なお菓子も、人々にとって必要不可欠な楽しみだ。
偶然にしても、共通するニュアンスを持つ「おやつ」と「宝石」
たとえば、ひと息ついたとき、何かを成し遂げたときなど、頑張った自分にあげるごほうびに。
または、頑張った誰かを労いたいときに、心をこめて。
お祝いを伝えたいときに。気分を変えたいときに。気合いを入れたいときに。気持ちをリセットしたいときに。新しい自分を発見したときに。
誰かと一緒にその時間を共有したいときに。
手にする瞬間の心の有り様を思いつくままに挙げてみたが、おやつにも宝石(ジュエリー・アクセサリー含む)にも当てはまるものばかりだ。
もし一般的な言葉として残っていたなら、お菓子屋さん=ほうせき屋さん、と呼んでいたのかも…。
実際の使用例だと、おやつをもらった=ほうせきよばれた、となる。
しかし、方言として使われていたのは昭和初期頃まで。年配者なら今も話されているのかもしれないが、私は奈良出身の方から聞いたことはなかった。世代が入れ替わるにつれて、徐々に消えゆく言葉なのだろうか。
日本独自のユニークで美しい言葉だから、私もどこかで取り入れてみたいなと思っている。
ヤフー知恵袋にもこんな質問が。