一緒に食うメシが旨いということ

久しぶりに夫と二人、飲みに行く。すごく楽しい、ということはなくても、まあまあ楽しい。会話があってもなくても淡々と食えて、気まずくもシンドくもない。30年の付き合いにしては、驚きだと思う。
昔から思っていたのだが、夫と出かけるとなぜか、酒と飯がうまい。特に夫が大食漢というわけでも大酒飲みだというわけでもないのだが、うまい。なんでだろうと毎回思う。
思うに「この人は遺伝子的にオマエに合っている」と自分の遺伝子が言っているのかなと。付き合い始めて最初から、「あー、この人の匂いはいい匂いだ」と思っていたし。このオトコはオマエに合っている、コイツを選べ選べ、と遺伝子が言ってきたんだろうと思う。その遺伝子の操作にまんまと乗って、子どもを二人こさえた。
子どもらには、一緒にメシを食って旨いと思える相手を探し出して暮らせよ、と言っている。メシが旨いというのは、自分の体が何をか述べているからであって、しかもパートナーになるということは、ずっと一緒にメシを食うということであり、それが旨いか旨くないかというのは結構な人生の重大事だ。
意外とシンプルなところに真実はあるんだと思う。