粋な話〜『スラムダンク』作者から『キングダム』作者へのアドバイス〜

週刊ヤングジャンプで連載されている『キングダム』
累計発行部数は3500万部を誇り、人気俳優の山崎賢人が主演で実写映画化も決まっている超人気漫画である。
しかし、この『キングダム』連載当初は人気が出ず、ヤングジャンプでの掲載も徐々に最後のほうになってしまい“打ち切り”の可能性もあった。
そんな窮地に立たされていた作者の原泰久さんはかつて、アシスタントとしてお世話になっていた『スラムダンク』『バカボンド』などを生んだ日本を代表する漫画家・井上雄彦さんにアドバイスを貰いに行った。
井上さんは『キングダム』を読み、こうアドバイスした。
「直すべき箇所はストーリーや展開だと思っていないか?それは違う・・・・・・
直すべき箇所は主人公の目だ。
黒目が小さいから目力が弱く、エネルギーや信念というものが伝わってこない。だから主人公の黒目を大きく力強く描きなさい」
些細なアドバイスであるが、このアドバイスをもとに書き直していった結果、『キングダム』の人気は跳ね上がり、現在では漫画界を代表する作品の1つとなった。