流れ者

転勤族な彼との婚約を機に地元から1400km離れた地へ引越し一年弱。
婚約っても見知らぬ土地で、入籍を彼の上司に反対されほぼ一人暮らしの毎日。
入籍を親ではなく上司に反対される。
そしてそれに従わなければならない。
この組織の上司は時として親よりも強い。
故に滅多に会えないし連絡すらまともにとれない、会いたいからと基地には勿論入れません。引越し関係は全部一人、入籍してもその生活。きっと子供を授かってもほぼ一人。
ニッポンの空を守るべくいざという時こそ飛ばなきゃならない彼の気持ちも辛かろう。
寂しさと疎外感で気が狂いそうになる夜も何度かありましたが、自分で選んだ道なので苦しさはあれど後悔は無いです。
今日もひとり暇なので食品の買い物ついでに街を一望できる神社へ。
あ、私のアパートだぁ、いつも行ってるスーパーだぁ等と思いながらぼーっと神社から街を見下ろす。
私にとっては見知らぬこの地で生まれ根を張り生きていく人たちに流れ者が想いを馳せる。
一望できるといってもあの人がいる基地は山のひとつ向こうにあるので見えません。
どう頑張っても見えません。
背伸びしたって山に敵うはずがない。
ここでもそうか。
普通なら"見えなかった"の一言で済むぐらい些細な事ですら、
みぞおちがギュッとなるぐらいあの人に惚れて居て、小さな氷を飲み込んだみたいに寂しさが腹の底までツーっと落ちていく。
会えそうで会えない
見えそうで見えない
ただ、少しでも近くに居たいだけなのになぁ。
顔見てお話して、ご飯一緒に食べて、いや、それが出来ないなら電話でいい、少しでも声を聞きたい。
ただそれだけでいいんだけどなぁ。
それすら欲張りと言われるこの関係の"仕方なさ"を山を見ながら飲み込んで、神社を後にした今日。
いつもふざけた記事ばかり書く私ですが今日は少し落ち込んでしまっている。
書いたら少しだけ元気出てきた。
読んでくださってありがとうございました。
いつか必ず報われる!