結婚をする、ということ。

 結婚は、婚姻届を区役所や市役所、村役場や町役場などに提出した時点で成立する。
勿論、私達もそうだった。最近は法律で夫婦別姓を選択しようか、なんて話も出てきているが、私は名字を変えることに一種の結婚の実感を覚えていたし、夫側の名字を名乗ることを選択した。
 私達は4月14日に式を挙げてその日から同居し、15日に婚姻届を出したわけだが、 
それにあたってとあるランナー仲間から
『4月21日9時5分に婚姻届を出すって、どう?』
なんて提案を受けた。
いわゆるフルマラソンの距離である、42.195kmに引っ掛けた語呂合わせである。
ふたりとも、面白いと思った。義理の両親も思ってくれたそうだ。
 しかしながら、私の両親は、超が何回あっても足りないくらいの真面目人間である。
許してはくれなかった。それだったらもう少し式を延期するべきだった、と。
余談ではあるが、おかげで何時何分に届を提出したかは覚えていない。午前中だったのは確かだけど。しかし、それに関して両親を恨んだりする気持ちは全く無い。
これも余談にはなるが、両親はいつ入籍したかではなくて、いつ式を挙げたかの方を結婚記念日としているそうだ。何故なら、式の次の日から新婚旅行で、婚姻届の提出はその間に家族にしてもらっていたそうで、分からないのだとかなんとか。
 因みに、婚姻届を出せば籍を変えた方は入籍となり、結婚は成立するが、結婚に伴って家を出ていく人間は結構大変である。
しかし、それでもって結婚の実感がまた湧いたりもした。というのも、実家の方はゴミの分別が厳しくて、ゴミ袋にシールを貼ったりそのシールの量が各家庭で量が決まっていたりするのだが、私が出ていく際に役場から
『シール98枚返して。』
と言われてなぜに98枚…と思ったり、
転居に伴う書類を色々書いたり、
それを引越し作業の合間に4月1日から13日までの間にしなければいけなかったので、
結構グッタリしたものである。
 あとは結婚前の同棲について。周りは絶対したほうが良い、という人が多いが、私達はしなくてよかった、という意見で一致している。結婚一年前に夫が今の家に引っ越しをした際に実は同棲の話が出たのだが、お互いの両親、特に私の両親に猛烈な反対にあった。それからというもの、私達は冷静にお互いの関係を見直し、無事に結婚を決めて、それから結婚するまで喧嘩をすることなく結婚後も色々あれど、やってきているので私達はこれでよかったと思う。
 勿論、いろんなカップルの関係性があるので、その状態によるとは思うので一概には言えない。