初めての電子書籍

初めて、「電子書籍」というものを購入した。
携帯は古式ゆかしいガラケーなので、タブレットで購入するか、それともパソコンにするのか一日半悩みぬき、悩んだ末にパソコンで購入する道を選んだ。
著者は、入り江わにさん。
私は、入り江わにさんの書く日記が好きで、Short Nort登録当初から、さり気なさを装い「ウォッチ」しているのだが、それはここだけの秘密である。
昨夜ダウンロードしてからそのまま読み耽り、隙間時間に読書のお共である「カロリー度外視パンケーキ」を焼き、お気に入りのコーヒーを淹れ、再び読み始めた。
表題の「あやしうこそブログるほしけれ」から読み進め、気が付いたら「眠り姫の幸福と不幸」まで、一気に読み進めていた。
一度読んだとき、「もう一回、今度はじっくり」と心に誓っていた筈であるのに、気が付いたら完全に「入り江わにさんの世界」に落ちていた。
どれもこれも読み応えのある短編が収録されているのだけれども、最後の「淡雪」でぐっときた。
『もうすぐ・・・』
この下りが凄くすとんと心に響き、そのままあとがきを読んでいた。
そこでもう一回読み進めたところで「やばい。これ、無限ループで読んじゃう」そう確信した。
どの作品も最後の一行がとてもにくい言葉遣いや表現が織り交ざっており、「現実」と「空想」の世界に意識が持って行かれる感じがした。
半ば無理矢理に現実世界へ意識を引き戻し、それでも「あのお話の続きはこんなふうだろうか、それとも・・・」なんて考える自分がいた。
読書前に焼いた、「罪深き生クリームたっぷりパンケーキ 杏ソースとハチミツをかけて」を食べながら、コーヒーを飲みながら、パソコンに向かい、作品を読み進めながらとしていたら、「これが正しい秋の過ごし方かもしれない」と確信した。
私は午年なので「天高く馬肥ゆる秋」を地でいける。
今年の秋はパソコンに向かいつつ、「入り江わにさんワールド」に浸りながら、甘味も楽しみたいと思う。今度は絵本も買うぞ。