可哀想だと思ったことはないけど

pity is akin to love.
職場のおじさんに聞いてしまった。
夏目漱石の『三四郎』にあるらしい。
ゾッとした。
凄まじい訳だ。
英語の理解も、日本語の理解も同じレベルでできていて、落とし込んだ先がとてつもなくリアル。
直訳的に考えると「同情は愛に似ている」、これをまさか、
「可哀想って、惚れてるってことよ」
なんて言葉にできる?
本当にゾクゾクする。涙が出てくる。
どれだけ言葉を学べば、こんな風に言葉を生み出せるんだろう。
どんな風に生きれば、こんな言葉を生み出せるんだろう。
外国語を読み解くのも大変なのに、それを日本語にして、その結果「わかる!!!!」と共感させるなんて、途方もない力だ。
だから私は夏目漱石がすき。
文体の程よい硬さ、けど「それわかる〜〜」と思わせる近さ。言葉選びの美しさ。
横光利一も安部公房も好きだけど、浸透率が違うんだよなあ。
全然違うけどよしもとばななも好きです。透明感がすごい。