「老い」の正体

35歳以降になって発明されたテクノロジーは受け入れ難い?「ダグラス・アダムスの法則」に賛否
https://togetter.com/li/1113243

・人は、自分が生まれた時に既に存在したテクノロジーを、自然な世界の一部と感じる
・15歳から35歳の間に発明されたテクノロジーは、新しくエキサイティングなものと感じられる
・35歳以降になって発明されたテクノロジーは、自然に反するものと感じられる

ダグラス・アダムスの法則

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これ、「自然に反するもの」というよりも「普通ではない」とすると、すんなり腑に落ちる。

私がインターネットの前身であるパソコン通信にアクセスしたのは1992年頃。日本語ワープロに通信モデムを接続してピーヒョロロと接続していた。
当時、パソコン通信は、接続時間1分いくら+電話代。ワープロでの接続は処理速度も遅いし、オートパイロット(自動巡回)もできないから、やたらとカネがかかる。
そこで初めてのパソコン…アップル・マッキントッシュを購入することにした。それが1993年。
さて、この私の新しいホビー(趣味)に、みんな、周囲の人たちはどんな顔をしたか?

「まーた変なこと始めたよ」
「なんか暗い趣味始めたなあ」
「オタク趣味って感じ」

……と、散々であった。
研究職に就いてる友人数人がパソ通をやっていたが、それもやっぱり職場からのアクセスで、自宅ではアクセスしていなかった。パソコンを個人所有している友人はけっこういたが、全員がゲームのためだった。
パソコンやパソ通に興味を持った友人も何人かいたのだが、初期投資としてパソコン一式で20~30万円はかかると聞くと、みんな二の足を踏んだ。

1995年、Windows95発売。
一気にパソコンがブームとなり、友人の何人かが購入したが……
個人でパソコンを所有するのは、やっぱり少数派。
多数派の意見は、

「家でまで仕事をやりたくない」
「仕事に必要なものなら会社が購入してくれるでしょ」
「日本語ワープロで十分」

……と、パソコン購入にはひじょうに消極的だった。
しかし、ここから状況が徐々に変わってくる。
1995年頃、ひとつの部署(課)に1台だったパソコンが、2台、3台……と増えていき、数年後には「大企業は一人一台パソコン」という時代になる。
各種伝票や報告書は社内LANで受け渡しをするようになり、嫌でもパソコンに向かわねばならなくなった。
この時、早くからパソコンを自主的に購入していた人間と、そうでない人間に、明らかな差ができた。

1998年、98。
1999年、98SE。
2000年、Me。
2001年、XPの頃には、仕事でパソコンを使う友人は、みな、自宅にパソコンを買った。
そして、ほとんどがインターネットに接続した。
こうなると、誰もパソコンやネットを「変な趣味」「暗い趣味」「オタク趣味」だなんて言わなくなった。
しかし、ここに至っても、どうしてもパソコンそしてネットを否定する層もいる。
とにかくパソコンもネットも、彼らにとっては普通じゃないし、健全だとは思えないようだった。
その傾向は、35歳以上に顕著だった。

人それぞれ、ではある。
40歳でも50歳でも、新しい技術を面白がって触れて利用する人も、いる。
ただ、それは一般的な人ではないんだよね。
世の中の6割から7割の人は、35歳を超えると新しいテクノロジーに馴染むのが、精神的に困難になる。
そして、否定的になる。
これこそが、「老い」の正体なんじゃなかろうか。

というわけで、なるべく新技術に対応して生活していきたいな、と思うわけですが……
それでもやっぱり電子マネーは、そこまで便利だとは思えないんだよなあ。
基本、商店街で買い物ばっかりしてるからかなあ。