コロッケと唐揚げ


ところで、話とは??



「そうそう、あんたに何かいい考えがないかなあって思って。
実は・・・うちの旦那のことなんだけどさあ~~」

・・・あー。
夫婦のことは判らんぞ。
人選ミスだ。

「まあ、そう言わずに。
実は、うち、いまだに旦那と一緒に仲良く寝ているんだけどね。」

はあ。

「なんかさ、やっぱり習慣ってのは恐ろしいもんで、
どんなに嫌なことがあっても、
旦那の隣に寝ると、ほっとするっていうかさあ。
まあ、何とかなるわって。」

「仲がいいんですね。」

「うふふふ。そうでもないんだけどね。
喧嘩する時は、結構激しいし。」

・・・わたくしは、一体何を聞かせられているんだ??

「で、ずーっと仲良く一緒に寝てきたんだけどさあ、ちょっと前、旦那が料理にはまってさあ。」

ふむ。

「まあ、色々作っていたんだけど、特に凝っちゃったのが、唐揚げ!」

ふ~ん。

「ニンニク効かせたり、生姜の分量かえたりして、そりゃまあ、凝るだけあって美味しいのよ。」

へ~~。

「いや~、ステキな旦那様~。」

「うふふふ。で、さ、それは良かったんだけれど、酷い時は1週間に2回くらい、唐揚げが食卓に並んでいた訳。」

ふむ。

「さすがにそれだけの回数出てくると、美味しいけど、ちょっとって感じになって、息子は喜んでいたんだけどさあ、娘と私はまあ、ね。」

ふん。

「で、旦那は責任とって、がっつり食べるじゃない?そしたらさー、あっという間に15kg太っちゃったのよ!!」

「そんなにー??」

「そうなの!!唐揚げ効果満点よ。
で、太ったのはいいんだけどね。いや、良くはないか。

とにかく、太ってからさー、旦那のいびきが半端でなくなっちゃってー。」

「あらー。」

「もう、すっごいのよ!!マジで、横に寝ていられないの!
でもさ、私としては、旦那の横で寝たいわけー。落ち着くし、安心するから。」

「仲良しですもんね~。」

「そうなの!そりゃ、別々に寝ればってことが、一番の解決策ってことは判っているんだけど。

でさー、旦那のいびきを少しでもましにするためには、どうしたらいいかな~ってことを考えていた時に、旦那がコロッケ作ってくれたもんで、そうだ!tonchikiならこの手のこと詳しいんじゃないかって思ってさー。」

はあ?

「だって、ほらー」

なぜ、わたくしの身体を見るのか。

「あー、私も聞いておきたいー。」

「ねー、いびき解決のためのアドバイス、ない??
旦那になんて言ったらいいと思う~??」

「思いますかー??」

・・・・
・・・・


食べるな!!