ノートにほとんどMさんの悪口しか書... by まいこ | ShortNote

ノートにほとんどMさんの悪口しか書いていないから、良いところも書いてみようと思う。人はネガティブな情報を記憶する生き物であるから、ポジティブな部分もアウトプットしておかないと不公平である。
人を見かけであれこれ言いたくないと散々書いているのだが、わたしは背が高い人が好きらしい。悔しいかな、スタイルがいい男性は、安い服を着ていても全然気にならないのだ、ということを彼のおかげで知った。こちらが苦労している分、本当に癪である。本人にはけして伝えてあげないが、百均のサコッシュすらギャップがあって可愛いと思う。しかし、自分で自分の良さがわかっているあたりが腹立たしい。顔でモテるのは20代までだからな、と言ってやりたいが、それすらも喜ばれそうで黙っている。笑顔が可愛い、と思う。美味しいものを食べたとき、はっと目が輝く。
Mさんは、わたしがあまり会ったことのない体力自慢のタイプである。疲れているということがほとんどなく、いつでも会いたいと言う。しかしわたしは違う。君と違って体力がないから、仕事終わりの1人の時間がとても大事なんだよ、ということをしぶとく言い続け、「相手を思いやるとは」ということを完全に自分を棚上げして説き、ようやく「休ませる時間の大切さ」を認識していただいた。だが逆に、Mさんに対してはそういった気遣いをする必要がほとんどないので、安心感はある。いつでも元気だからだ。顔を見るだけでもいいから、と仕事終わりに家まで来てくれるのはくすぐったい。本当に顔だけ見て、「早く寝るんやで!」と言って帰っていくのは、例のプラトニック崇高論につながるものがある。
「思いやり」について、Mさんは定期的に「慮る」と呟いている。彼は怒ったり我が儘を言っても、少し時間をおいて冷静になると、反省して途端にしおらしくなる。「おれ、慮るができてなかった…」と後で謝ってくれる。最近は彼が怒っても、これはどうせ後でトーンダウンするんだろうな、ということがわかる。
また、Mさんは面倒なことを考えて話すのがとても苦手なのだと思う。彼が揉め事に蓋をしたことがあり、わたしもそうしようと思ったができなかった。君は目を逸らして楽しい時間だけを共有したいのかもしれないけど、それだとわたしの気持ちは置き去りになるんだよ。結果的に意味がないと思っても、わたしの気持ちを知って考えてほしいと思ってはいけないの?わたしが説明すると、彼は彼なりに言葉を尽くしてくれた。違う生き物だけれど、その溝を埋めようとしてくれるところが嬉しいとわたしは思う。
でも今後どうなるかは、まだわからない。