そんなことにも気づかなかった

友達と縁を切ろうとしている。
理由は私を尊重してくれないから。
簡単なことだ。
自分を大切にしてくれない人といたって、いいことなんてない。
でも私はそれに気づかなかった。
学生の頃からの縁で、卒業後も何度も会って、snsでやり取りも続いていた。
会って話せばとても楽しいのだが、その後に胸の中にモヤモヤというか不快感が残るような感じがしていた。
思い返せば在学中からそう。
私が話していても遮られたり、意見を聞いてもらえなかったり、輪に入れてもらえなかったり。
……今書いていても、なんでそんな人達と仲良くしようと頑張っていたのか?
私さえ我慢すれば。
私の考え方はそこに集約されていた。
それは幼い頃から続くもので、輪を乱すくらいなら、空気が悪くなるくらいなら、私が我慢すれば……。
縁を切ろうとしたきっかけは、相談を持ちかけた別の友達の一言だった。
まぁ、私はもう切っちゃったけどね。
その子は私よりももっと長い付き合いだったはずなのに、あっさりともう付き合いをやめたと言った。
そうだな、私もやめよう。
てか、なんで関係を保とうとしてたんだろ?
ストンとそう思った。
自分さえ我慢すれば。
そう考えることが染み付いていて、自分を大切にしていなかった。
歌詞とか広告とかでよく見る、陳腐でありふれた言葉、なんて思っていた。
自分を大切に。
……してなかったー!私!本当馬鹿!
自分のことなんて近すぎて全然分からない。
客観的に見るなんて、頭のめちゃくちゃ良い人にしか出来なくない⁈
もう、ドラマじゃん?
人生見つめ直すヒロインじゃん、私!
何回言っても足らないから、みんな分からないから言うのかな。
自分を大切に。