土曜夕方の上り電車。

土曜授業が終わり帰りの電車へ。
混んでて全然座れない車内。
1時間立ちっぱなしか...
まぁ仕方がない。もう慣れたもの。
端の車いすスペースがたまたま空いていた。
窓にもたれながら車窓から流れる景色と
混んだ車内の様子を何となく眺める。
ふとある事に気づく。
ドア付近の角の座席がひとつだけ空いている。
あれ、空いてたんだ。
ここから遠い席だしわざわざ座らなくてもいいや。
車いすスペース付近の窓は大きいから景色が良く見えるし。
そんな事を考えながらふと疑問。
混んだ車内なのにどうして席がひとつだけ空いてるんだ?
しかも角の座席ってすぐ埋まりそうなのに。
よくよくひとつだけの空席をじっくりと見てみると理由が分かった。

お菓子の袋が座席の上に落ちていた。

そりゃ座ろうと思わないな。
ゴミを退かしたり触るのって抵抗ある。
誰が食べたかも分からないお菓子の袋の上に座るのもちょっと...
途中駅に着いた。多くの乗客が車内へ流れ込む。
やっぱり誰も座ろうしない。
と思っていたら座った人がいた!
若い女性だった。

席に腰掛ける前に女性は、おもむろにお菓子の袋を小さく畳み自分のバックの中に入れたのだ。

他人のゴミを自ら捨てるなんて...
なかなか出来ることじゃない。
とりあえず私は出来ない。
衝撃的だった。
本当にいい人なんだろうな。
ゴミを捨てた奴にその光景を見せてあげたいと思ったのと同時に、
私はその若い女性を心から尊敬した。
平気でポイ捨てするような人がいる世界で、
無意識にゴミを拾えるような人の人生が幸せになって欲しいなぁ、報われて欲しいなぁって。
そんなこんなで電車は間もなく終点。
車窓を見ながらエッセイを書いていたらあっという間に着いちゃった。
行楽帰りの乗客、
ベビーカーをひいた家族連れ、
ホームでパパにキスしてるかわいいちびっこ、
車内のゴミを拾えるとってもいい人、
土曜日に大学帰りでこれからバイトの残念な私。
その他多くの乗客を乗せた電車が終点に到着する所でエッセイを締めよう。
皆さん良い週末を!