あの人が激務から外れた

あの人が、激務から外れた。それは、世間的に見ればいわゆる出世レースから一歩外れたということになるんだろうと思う。
でも、心配してハラハラしていた側からしてみたら、いいことに思えたのだ。どんどん痩せていく彼を見ていたら胸が痛む。ハナから痩せた人ではあるけれども、その彼の影が薄くなっていくように思えて人知れず心配していた。その彼が激務から外れ、以前経験のある業務に戻った。よかったんじゃないのか、とひっそり思っている。
人の痛みを知る人が、人の痛みを見なければならない立場になっていたと思う。次の部署では、数字を見ていくところに移る。それは彼のために、単純に言って「よかった」と思う。今の時代、数字を上げられない苦しみはあるとは思うが、数字が上げられないのは彼のせいではなく、それはみんなが知っていることだ。気に病む必要はない。とは大きな声じゃ言えないが。
ちょっと楽になったのなら、いいなと思う。ただ、もう少し太ったほうがもっといいと思うなあ。