老い方

素敵なおばあちゃんに会うことが多い。
「明るく元気にしていることが大事なのよ」って笑顔で語るおばあちゃん
「もう戦争なんてしないでほしい」と切実な平和への思いを美しい文字で伝えるおばあちゃん
席を譲った時に「あらまぁ、ありがとう」って上品に微笑むおばあちゃん。
私のスマホの操作を見て「まだまだ学ぶことが多いわ!」って意気込むおばあちゃん。
そういう人達と接すると、老いることを怖いとは思わない。
私は20代半ばだから、よく仲間と「アラサーだね」なんて言い合う。自分でもつい自虐のように使ってしまう。
実際、出産はタイムリミットが存在するし、結婚も30代になると難しくなるのが現実だと思う。
しかしそれでも、自虐をしていて思うのだ。
「アラサーだけど、だから何よ?」って。
たしかに、目のシワが目立つようになったし、肌の曲がり角なのか吹き出物もできたし、徹夜はできなくなった。
しかしそれはもう受け入れるしかないのだ。
「若い頃はよかったわね、今は……」なんて思うような歳の取り方はしたくない。
「若い頃も良かったけど、今もなかなか楽しいわね」って言えるようになっていたい。
そうするには、老いに抗うのではなく、老いを受け入れて行動するしかないのだ。
例えば、自分であればアラサーなりの振る舞いを身につけるために、言葉遣いを気をつけてみるとか。
まだチャレンジ精神はあるから、本当に歳をとって体が動かなくなる前に、もっと色んなところに出かけて知識を増やすとか。
シワを「笑い皺」にするために、たくさん笑うとか。
やるべきことはたくさんあるのだ。
生きとし生けるもの、みんな老いて死んでゆく。
どうせ老いるなら、今まで出会ってきたおばあちゃん達のように、元気に美しく歳を重ねたいと思う。