花火

今頃から夏に向けて開催される
日本の風物詩【花火大会】
各々いろんな想いで見上げる
それは幸せな記憶?
それとも悲しい記憶?
人の数だけの
言葉にならない想いが
一気に夜空に打ち上げられる
きっとそれは
素敵な日本の文化と言っても
違いはない
今や日本人にとって
この日本という国にとって
無くてはならない掛け替えのない存在
けれど
あの音に苦しむ人も
居るという事を知った
震災によりダメージを受けた心は
今でも突然の爆音により
動悸が始まり胸が痛み出す
頓服薬を飲んでも
最後の花火が鳴り止むまでは
その苦しみは消えはしない
そんな人も居るのだ
あの日までは
大好きだった花火大会
みんなと並んで
想いを馳せながら夜空を見上げていた
ところがある日突然
それが苦しみに変わってしまう
生きていると
そんな事も起こり得るのだ
きっとそれとは別に
あの音に苦しんでいる人が
まだ居るのではないかと思う
仕事や何らかの事情でその時間に
眠らなければいけない人なども含め
花火の音が届く場所には
ひとりうずくまる人も居るのだ
大勢の過去や未来を乗せた花火
なくてはならない花火
けれど今夜は
やりきれない想いで背を向けた