やれやれ症候群

Twitterで面白いのがRTされてきた。
「周りのノリについていけず、見下してるあなたの方が精神年齢が低いのよ。
 みんな、周りに合わせてるの。
 あなたは周りに合わせられないぐらい精神年齢が低いの。」
実際に、カウンセラーが言ったかどうかはともかくとして……
私も、うちの若い衆に似たようなことを言ったことが何度もあります。
たとえば、ゲームやイベントをやっている時、あからさまにつまらなさそうな顔をしていたり、投げやりな態度のヤツ。
強制の飲み会でもないのに出席して、誰からも話しかけられないように壁を作って覚めた顔してるようなヤツ。
「オレはこういうのは嫌いなんだけどね。
 付き合いでしかたなく参加してるだけ。
 やれやれ」
そういうヤツは、次のゲームやイベント、飲み会には、私は誘いません。
「いいよ、いいよ。無理して付き合わないで。
 こないだはごめんね。無理させちゃったみたいで」と笑顔で。
ところが面白いもので「いや、みんな行くなら……」と、ついてこようとするのもいるんですね。
すると私は「いや、もう、ホント、だいじょうぶだから。変な気を遣わないで!」と強めに言います。
要するに向こうから自発的に「こないだはすみませんでした」と言って、ありがたく説教を受けるつもりがないなら、私は二度と誘わないし、ついてくるのもお断り。
正直言って、私は「やれやれ症候群」の若者が苦手なんです。
自分でメインストリームを起こそうとするわけでもなければ、
自分からメインストリームに飛び込もうとする気もなく、
傍で覚めた目で眺めて「やれやれ」と言ってる自分が好きな若者。
そういう若者との付き合い方を私は知りませんし、合わせるつもりもないだけ。
うん。人見知りなんだよね。わかる、わかる。
でもね、みんな、そうなの。
誰だって、初対面や、付き合いの少ない人と一緒の時間を過ごして、疲れたくはないんだよ。
でもね、付き合いがない相手だって人間なんだ。
お互いによく知り合うためには、まず、一緒の時間を過ごさないとね。
よく知らない相手だからこそ、一緒の時間を過ごすってのが大事なんだよ。
目上の人と付き合うのって疲れるよね。避けたいよね。わかる、わかる。
でもね、みんな、そうなの。
誰だって、気を遣う目上と一緒の時間を過ごして、疲れたくはないんだよ。
でもね、目上の人といっても、人間なんだ。
付き合いが浅いまんまじゃ、いつまで経っても距離は埋まらないでしょ。
目上の人と一緒に過ごすことで手に入る知識、そして経験っていうのもあるんだよ。
異性と一緒の空間って疲れるよね。面倒臭いよね。わかる、わかる。
でもね、みんな、そうなの。
誰だって、趣味じゃない異性と一緒の時間を過ごして、疲れたくはないんだよ。
でもね、異性といっても、人間なんだ。
マナーに気をつけて、相手を不快にさせないくらいのこと出来なくてどうするの。
異性だからこそ気が付く点や、違う角度からの見方っていうのを教えてもらえる機会でもあるんだよ。
きっと、「やれやれ」ってやってる若い子は、
現代社会における第三次産業(人が中心の産業)には向いていないんだと思う。
つまり、「やれやれ症候群」でも問題のない産業に従事すればいいだけ。
でも、「やれやれ症候群」の若い子に限って、そこまでは割り切ってくれないんだよねえ。
学校教育も家庭教育も、そういうところを本人に指摘してあげればいいのになあ。
社会ってさ、
なんとなく生きていこうと思えば、
それはそれでどうにか生きていけるんだけど、
それって生きてるだけになっちゃうんだよねえ。
目的をもてとか、意識を高くしろとは言わない。
でも、人付き合いが必要な産業に従事するなら、
「それなり」の努力っていうのも求められる。
「自分は人に関わる仕事には向いていない」
「人と関わりあうための努力はしたくない」
と本気で思っているんなら、
なるべく早めに転職したほうが、自分の為でもあるし、
そんなキミに気を遣ってくれてる周囲の人のためでもあるよ。
でもね、不器用だったり口下手だったりしても、
「頑張ってるな」と思われるほどに努力していれば、
助けてくれる人ってのも出てくるもんなんです。
なぜなら、この世の八割以上の人は、みんな人付き合いが苦手だから。
この世の中は、人付き合いが苦手なのに、どうにかしなくちゃと頑張っている人ばっかり。
人間関係に満足しきっている人なんて、ほんの一握りだけ。
家族、親戚、職場、ご近所さん…… ここそこに苦手な人、付き合いにくい人がいるのが当たり前。
口八丁手八丁で人の話をよく聞かないで、自分のことばかりベラベラ喋っている「うまくやってるつもりのお調子者」なんかより、
相手に失礼のないようにと、懸命に気を遣っている口下手さんの方が、人間としてはずっと信用されるものだし、長い目で見れば成功しているんです。本当に!
試しに、自分の周囲で「人間関係に自信ある?」って直球の質問をぶつけてみればいいんですよ。
ほとんどの人が「自信ない」とか、「私がどうこうってより、周囲の良い人達に助けてもらえてる」と答えますから。
逆に「自信あるよ」と堂々と答えるヤツをよくご覧なさいな。勘違いしてるヤツだから。
「やれやれ症候群」でさえなければ、救いの手を差し出す人は沢山います(断言!)。